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オンライン合唱や合唱練習の再開の為の情報を掲載しています.
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NETDUETTO でオンライン合唱練習
スクリーンショットはそのうち足すかもしれません…。
Zoom と同じく、混声合唱団CADENZA での実験を元に書いています。
まだ実験を始めたところなので、不正確なことなど色々あると思います。
ぜひ皆さん自分の団でもやってみてフィードバックしてください。
注意:NETDUETTOは6月頃に新サービス SYNCROOM に移行し、秋頃にサービスを終了する予定とのことです。このページの内容が SYNCROOM でも使える保証はありません。
はじめに
NETDUETTO はヤマハによる低遅延のオンライン音声ミーティングシステムです.
十分なネットワーク速度があれば50ms以下の遅延で音楽セッションができるようです。
1つのルームに5人まで、2つのルームを連結することで最大10人まで1つのセッションに参加することができます。
(人数が増えると遅延が大きくなるかもしれませんが…。)
準備
やってみよう!
インストールできたら、誰か1人がルームを作ってそこに接続しましょう。
設定など
- 左下の「設定」ボタンを押すと自分の設定ができます。
- 設定画面を開いている間は接続が切れますのでご注意ください。
- 接続相手と会話をしながら設定をすることができません。
- 通常の画面内での設定項目も色々あります。
- インプット:自分のマイクの音量を調整できます。横のミュートボタンを押すとミュートできます。
- オーディオプレイヤー:音楽ファイルを再生して全員に共有することができます。
- MIDI は再生できないので、mp3 などの音声ファイルに変換しておく必要があります。
- マスターアウト:スピーカ出力の音量を調整できます。
- 各参加者の音量・パン (左右の出力バランス) ・バッファサイズも調整できます。
- 音量・パンは自分に聴こえるものを調整するものなので、ここの設定は他の人には影響がありません。
- バッファサイズについては マニュアル を参照してください。
- ルーム入室後、右下の「詳細設定」「簡易設定」で参加者の状態や設定の表示方法が変わります。「詳細設定」にしておくことをおすすめします。
- 参加者の音質を下げると通信量が減るので、通信が安定したり、遅延が減ったりする可能性があります。
- 実際に2ルーム連結して8人程度でやっているときに、高 (44/48 kHz) → 中 (22/24 KHz)、標準圧縮 → 高圧縮にしたところ、感覚的には改善が見られました。
- 自分の設定は、設定の「基本音質設定」で変えられますので、そこであらかじめ下げておいてもいいのかもしれません。
ルーム連結
- 1つのルームには5人しか入れませんが、2つのルームを連結することで10人まで同時に接続できるようになります。
- ルームのホスト (ルームをつくった人) には画面下に「ルーム連結」というボタンが表示されています。
- それを押すとルームの一覧が開きますので、そこから接続したいルームを選んでパスワードを入力します。
- 公開ルームでないと一覧に現れないので、連結される側のルームは公開しておくように注意してください。
- 相手が許可すれば接続できます。
- ホストが抜ける (落ちる) と接続が切れるので注意してください。
- ルーム連結では、ホストの「マスターアウト」の音が送受信されます。
- つまり、相手ルームの音量は、全体でしか調整できません。
- 各ルームのホストとの通信が速くて安定していることが重要になります。
- 誰がホストをして、誰がどちらのルームに入るのが良いかは、通信環境やパートその他に大きく依存すると思いますので、色々実験してみると良いかもしれません。
発展:NETDUETTO と Zoom の併用
NETDUETTOでは10人までしか参加できません。
もっと多くの人に参加してもらうために、NETDUETTO でやっているセッションの音を
参加者の誰か1人が Zoom に流して、Zoom で参加している人たちはミュートしてそれを聴きながら歌ってもらう、という方法があります。
結構テクニカルなので、ある程度PCやDTMに詳しい人でないと難しいと思います。
(ハードウェア) ミキサーなどを持っていれば、それでやることもできますが、ソフトウェア的にも可能です。
- Windowsの場合
- (管理人自身は試していないので不正確かもしれません)
- NETDUETTO のオーディオ出力を WASAPPI 共有モードにする
- Zoom のマイクをYAMAHA NETDUETTO Driverに設定
- Mac の場合
- 必要なもの:
- 設定の概略:
- NETDUETTO の出力を BlackHole 16ch (または Soundflowe (2ch)) にする。
- LadioCastを使って、BlackHole 16ch の入力を ZoomAudioDevice とイヤホン・ヘッドホンの両方に流すようにする。
- Zoom のマイクはミュートし、共有機能で音声を共有する。
- (うろ覚え:これだけだと自分のマイク入力が入らないかも…?)
これをやる人は、NETDUETTO と Zoom の両方の音声を聞くことになるので、
2つイヤホン・ヘッドホンが必要になりますし、それぞれの音量を調整できないと困ると思います。
遅延について (要調査)
- 公式FAQのQ.NETDUETTO β2 を快適に使うコツはありますか?をまず読んでください。
- スピーカよりイヤホンの方が遅延が少ないです(音より電気信号の方が速いため)。
- ということは当然マイクも口や楽器に近い方が遅延が少ないです。
- 上にも書いていますが、もちろん有線のスピーカ・マイクを使ってください。
- 接続する人数が増えればもちろん遅延しやすくなります。
- 人によって誰がどのくらい遅延するかは違うようです。
- ある人にはAさんの方がBさんより先に聴こえるのに、別の人にはBさんの方がAさんより先に聴こえたりする模様。
- ルーム接続すると、さらにややこしくなります。
- ホストのマスターアウトを相手ルームに送っているので、遅延が増えます。
- 経路:参加者 → ホスト (ここで一度ミックス) → 相手ルーム (ここでもう一度ミックス)
- もしかすると、「参加者 → ホスト (ここで一度ミックス) → 相手ホスト (ここでもう一度ミックス) → 相手ホスト参加者 (最後に全部ミックス)」なのかも?
- オーディオプレイヤー
- 「相手との遅延時間を測定し、その時間の分だけ相手に先に音を送るという機能が入ってい」るそうです。
- なので、伴奏やリズムパートなどを流してタイミングを取るのに使用すると、遅延が少なくなると思います。
- SYNCROOM ではこの機能を使ったメトロノームも搭載されるそうです。
- 入力音のモニターに遅延を入れるのは、(公式FAQにもある通り) 歌では役に立たない気がしますが、個人差があるかもしれませんので、興味のある人は自分で試してみてください。
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